札幌から遠く離れていて、簡単に訪問出来ないところですが、日本最大の湿地保護区である釧路湿原国立公園は、魅力的な生態観光資源があり、毎年多くの観光客が訪れます。北海道東部の釧路市のすぐ北からのカーペットのように広がるのが、釧路湿原国立公園です。日本で最初にラムサール条約に登録された総面積183平方キロの巨大な湿地です。2千種類に及ぶ動植物が生息しており、夏には色とりどりの花が咲き、冬には特別天然記念物であるタンチョウもやってきます。
大湿地を一望できるように、周囲の丘陵には、いくつかの展望台が設置されており、遊歩道が整備されており、緑のカーペットの上を歩くこともできます。特に釧路湿原展望台は眼下には、釧路川の湾曲部を、遠くには阿寒の連峰を一望できる展望が優れた場所です。
釧路湿原を見回す最も一般的な方法としては、釧路湿原列車であるノロッコ号と蒸気機関車であるSL列車を利用することです。ノロッコ号は、すべての窓をオープンすることができるオープンな列車なので、釧路の美しい自然を全身で満喫することができます。そのほかにも9キロの川を下って来るカヌー、地上50メートルから湿地を見下ろす熱気球フライト、北海道に生息している動物に直接乗って湿地を散策するなど、さまざまな方法で湿地を楽しみながら独特の自然を体験することができます。