かつて国鉄末期に一世を風靡した鉄道駅が北海道にありました。それが広尾線の「愛国駅」と「幸福駅」です。
国鉄広尾線は北海道の帯広から十勝平野を南下し、広尾駅を結ぶ全長84kmの路線でした。帯広を出て3駅目に愛国駅、さらに2駅先に幸福駅がありました。広尾線が廃止になった今でも駅舎が残されており、記念きっぷを買うことができます。
この2つの駅が有名になったのは、1973年に放映されたテレビ番組がきっかけです。この番組で幸福駅が紹介されたことで駅名の縁起の良さから一気に有名になり観光客が激増、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズとともにブームとなり、駅周辺では切符の増刷が行われるようになりました。1974年にはこのブームを受けた楽曲が「愛の国から幸福へ」のタイトルで発売されます。
しかし、もともと乗客が少ない広尾線は列車の本数が少なかったことから訪れる人の大半はマイカーかレンタカーあるいは観光バスを使うことが多く、営業利益の改善には至らず、そのまま国鉄末期に廃止となってしまいました。その後愛国駅は交通記念館に、幸福駅は鉄道公園として整備されています。
広尾線の「愛国駅」と「幸福駅」は平成20年に恋人の聖地に指定されました。幸福駅では駅舎もリニューアルが行われ、従来の駅舎の外壁の半分を再利用するなど、昔の面影を今に残しています。
北海道の函館市にある五稜郭は、星形をした美しい形をしてる城塞です。五稜郭の近くにあるタワーを登れば、その美しい星形を見ることもでき、また季節により
桜が彩るので、さらに美しさを増します。実はこの五稜郭は、函館意外にも長野県にもあります。現在は小学校が中にあり、活用されています。
また、この城塞は世界にもあり、カナダやオランダにドイツといった場所に城塞都市があるのです。j函館の五稜郭では、箱館奉行所があった場所で、お城があった場所ではありません。しかし、函館の地を形成していた場所でもあるのです。
ここは、日本の歴史に名高い明治維新となった戊辰戦争の最後の地でもあり、箱館戦争の地でもあります。五稜郭には、当時を偲ぶ展示物を展示している資料館もあり、江戸末期の時代を知ることができます。歴史を感じることができる五稜郭は、現在は美しい史跡として残されています。
この地で、有名な新撰組副長の土方歳三が戦い、一本木で戦死したと言われています。この地を歩くと、時代の節目をこの場所で迎えたという歴史を感じます。美しいこの城塞は、江戸の終わりの時を迎えた最終地点でもあるのです。感慨深い場所でもあり、魅力ある名所でもあります。
« 北海道の屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖「愛国駅」と「幸福駅」 »北海道の釧路市動物園は釧路市の阿寒町に1975年に開園した、国内最大級の面積を有する動物園です。
2013年の段階で飼育されている動物は、哺乳類が29種、鳥類が31種の計60種です。
ライオンやアムールトラ、ホッキョクグマなどの生態系の頂点に君臨する肉食動物や、アルパカやウサギ、ヤギなどの癒し系草食動物もいます。他にもチンパンジーやオランウータンなどの霊長類や、珍しくてかわいいエゾモモンガやテンジクネズミなどの小動物もたくさんいます。
釧路市動物園は北海道の魅力を最大限に引き出した「北海道ゾーン」があり、エゾヒグマやタンチョウ、ハクチョウ、フクロウなど北海道にゆかりのある動物を見ることができます。
動物とのふれあいとして、アルパカが園内を歩いたり、ペンギンのウォーキングといったイベントも好評です。
園内にはキッズが喜ぶ遊園地があり、観覧車や乗り物があります。ファミリーに人気のバーベキュー広場もあります。
入園料は一般が550円、中学生以下は無料となっています。
また、有料ベビーカーの貸出しや、障害を持った人も楽しめるように配慮した車椅子や手押し車、電動シニアカーの無料貸出しもあります。複数のトイレや休憩所も設置されていますので安心です。
夏の北海道の観光というと最近の風潮ではイングリッシュガーデンの観覧が人気になっています。札幌観光へいらした暁には札幌の観光と一緒に、隣町の恵庭へ足を運んでみたらいかがでしょう。札幌より少し南に位置する恵庭市に「エコりん村」という施設があり、その中に「銀河庭園」と呼ばれるイングリッシュガーデン風の広い庭があります。人気のアルパカが放牧されていたり、時々ガーデン内では、様々な体験をさせてくれる催し物があったりと、札幌近郊に住んでいる人なら何度もお休みの日に訪れているスポットです。入口には、北海道ではおなじみのハンバーグレストランもあります。銀河庭園は「エコりん村」の中にある庭園ですが、エコりん村自体大きな庭の様なもので、施設の入り口にはガーデン用資材や、ガーデニングのための様々な商品が置いてあって、花の季節は庭木、花の苗で溢れかえっています。おしゃれな品物や実用的な機材も販売していますが、キッチンガーデン、ローズガーデン等、自宅のガーデニングのお手本になるミニガーデンもあり必見です。休日にはキッチンガーデンづくりの講習会も行われています。北海道の四季を彩る様々な花たちの可憐な姿を見に行ってみてはいかがでしょう。
« 北海道の札幌市にある丸山動物園釧路市動物園 »丸山動物園は、1951年5月5日こどもの日に北海道では初めて、日本で10番目の動物園として開園されました。都心から近い丸山原生林の麓に位置しており、虎、キリン、カバのような身体が大きな動物たちの迫力ある姿を間近に見ることができる「熱帯動物館」、シロクマとマレー熊など6種類のクマがある「世界のクマ展示館」、「爬虫類館」などの施設に約200種、1000頭の動物が飼育されています。
丸山動物園の一番大きな特徴は、動物たちとの出会いを楽しむことができる「ときめき体験」です。家族に人気のある「子供動物園」はウサギとモルモットを直接触ることが出来て、リスザルに餌を与えることができ、「タスマニア館」ではワラビー(小型のカンガルー)とカンガルーを間近で見て触ることができます。
2006年4月に猿の遊び場と隣接している「展望レストハウス」が完成されて、ゆっくりと休みながら日本ザルが餌を食べる様子を観察することもできるようになりました。1階では、ハンモックとクライミングがあり、遊びながら猿の気持ちを体験することができ、絵本コーナーも完備されています。2階はテーブルと椅子がたくさん置かれており、お弁当を持ってきて食べてもいいようになっています。丸山動物園は冬も営業をしており、雪を背景にシロクマとキリンを観察することができるのも丸山動物園のユニークな光景です。
北海道にある金森赤レンガは、函館市末広町にある商業複合施設になり1年中観光客が訪れる人気スポットになります。BAYはこだてや金森洋物館には、アクセサリーショップや工芸品・カフェ・レストラン・オルゴール専門店・雑貨などの店舗が並んでいます。BAYはこだてには運河があり夜はライトアップされてきれいです。チャペルやクルージングなどもあります。金森倉庫をモチーフにしたモニュメントなどがあり見て楽しいです。函館ヒストリープラザには、函館ビヤホールや飲食店が数多く並んでいます。ガラスミュージアムショップがあり、とんぼ玉作り体験やキャンドル作り体験ができて人気があります。440平方メートル約200人を収容できる金森ホールは、コンサート・演劇・講演会などが行われています。ベイギャラリーでは絵画や写真・書・陶芸などのアート個展などを開催しています。クリスマスイベントやキッズフェスティバル・フリーマーケットなどのイベントがたくさん開催されています。金森赤レンガは異国に来たような雰囲気がたのしめる観光スポットです。金森赤レンガへのアクセスは、JR函館駅より車で5分・徒歩で15分・函館空港から車で25分になります。
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